静景日和|Photo.SeTaの撮影手帖

Photo.SeTaが綴る、静景写真のことと日常のこと。

写真にAIはどこまで使う?|厳選とPIXTA文章作成だけに絞った運用

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写真にAIを絡める話は、「生成で何でも作れる」方向に寄りがちです。しかし私の写真活動では、そこに進みたいわけではありません。

結論として、現時点でAIは主に次の用途で使っています。

  • 写真の厳選(最終判断の補助)
  • PIXTA用のタイトル・タグ・説明文の作成(文章の下書き)
  • 厳選にダメ出しコメントの要素を追加し、次の撮影につながるようにする

ただし、これは「便利だから何でもAIに任せる」という話ではありません。自分の信念でふるいにかけた上で、使えるところだけ使うという運用です。

PCで風景写真を編集する作業机とカメラ、AIをイメージした光の回路が重なるアイキャッチ画像

まず決めているルール:AIは使う。でも「内容改変」はしない

私は、AIの使い方について先にルールを決めています。

  • OK:品質整備(見え方を整える範囲)
  • NG:内容改変(写っていないものを足す/写っているものを消す/入れ替える)

AIがどう進化しても、この線は越えないつもりです。作品の根っこを「その場にあった光と空気」に置きたいからです。

これは「生成が悪い」という話ではありません。あくまで私の写真活動としては、そこに行かない、という線引きです。

RAW現像は自分でやります。ここは譲れません

AIに現像を任せれば、指定通りの雰囲気に寄せることはできると思います。それでも私は、RAW現像は自分でやりたいと感じています。

RAW現像は正解が一つではありません。静けさの残し方、光の弱さの扱い、色の温度、コントラストのさじ加減。その「最後の一手」は、自分の目と手で決めたいのです。

だから私にとってAIは、現像のではなく、現像後のとして使う存在です。この距離感が、今の自分には一番しっくり来ています。

今やっているAI活用はこの2つです

1)厳選:自分で絞ってから、AIで客観視する

まずは手動で、ある程度まで数を絞ります。ここは「自分の好き」を残すための工程です。

その後、候補同士を見比べる段階でAIを使います。一人で選ぶと、好きな写真を甘く見てしまうことがあります。

AIには「どれが良いか」だけでなく、「どれが弱いか」も見てもらいます。この弱点の言語化が、あとで効いてきます。

2)PIXTA用のタイトル・タグ・説明文:書く時間を短縮する

写真を出すとき、文章で手が止まることがあります。その停滞を解消するために、AIで下書きを作ります。

とはいえ、出てきた文章をそのまま使うわけではありません。写真の温度に合うように整え、言い回しを直し、タグを絞ります。

AIは「書き手」というより、編集部の新人のような存在です。最終稿を決めるのは、常に自分です。

今回の改善:厳選に「ダメ出し」を追加しました

ここが最近いちばん手応えがありました。

厳選は、落とすときにモヤっとします。「好きなのに落ちた」という場合、落とした理由が言語化できていないと、次に繋がりません。

そこで、厳選の工程に「ダメ出しコメント」を加えることにしました。ポイントは、否定するためのダメ出しではなく、次の撮影と現像の改善点を拾うためのダメ出しにすることです。

例えば、こんな観点です。

  • 主題が一瞬で伝わらない(視線が散る)
  • 明るさや階調が少し崩れて見える(白飛び/黒つぶれの気配)
  • 微ブレやピントの甘さが気になる
  • 商品用途(PIXTA)としての汎用性が弱い
  • 「静けさ」を邪魔する要素が強い(彩度・コントラストが立ちすぎている等)

そして重要なのは、内容改変に踏み込まないことです。「消す」「足す」「入れ替える」はNGです。あくまで「撮り方」または「品質整備(露出・色・ノイズなど)」の範囲で改善点を拾います。

この運用にして良かったこと

1)好きな写真を、感情だけで握りしめなくなりました

好きだから残す、ではなく、「好きだけど、今回は見送る理由がある」と整理できます。その分、次に持ち越す価値が残ります。

2)次の撮影で直すポイントが明確になりました

落とした理由が言語化されると、次は迷いにくいです。「次はここに気をつけよう」が具体的になります。

3)PIXTA用の文章づくりにも繋がりました

主題が何か、用途は何かが言葉になるので、タイトルや説明文の芯が作りやすくなりました。

まとめ:主役は自分、AIは裏方です

私はAIを使います。ただし、作品の中身を変えるためには使いません。

RAW現像は自分でやります。AIには、客観視と文章の下書き、そしてダメ出し(改善点の抽出)を担ってもらいます。

「自分で撮る」という軸を残したまま、AIで作業を軽くする。このバランスが、今の私にとって一番ちょうど良い落としどころです。


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